VRとVive

HTC VIVE — 全ヘッドセット

ヘッドセットとアクセサリーの個別ページ(詳細スペック付き):VIVE一覧。

VIVEは、2015年にValveと共同で立ち上げたHTCのVR/XRブランドである。2018年から独立した事業部門となり、2022年からは事実上HTCの主力事業となっている。分野:コンシューマー向けPC VR、スタンドアロンヘッドセット、法人向けソリューション(Vive Business)、トラッカー、プラットフォームのVIVEPORTとVIVERSE。

ヘッドセットの年表

ヘッドセット日付種類ディスプレイトラッキング発売時価格備考
Vive2016年4月PC VR2×1080×1200 OLED、90 HzLighthouse 1.0 (SteamVR)$799初のルームスケールVR、「ワンド」型コントローラー、フロントカメラ、Chaperone
Vive Business Edition2016PC VR——$1200商用ライセンス
Vive Pro2018年4月PC VR2×1440×1600 OLED、90 HzLighthouse 1.0/2.0$799(ベースステーションなし)内蔵ヘッドホン、カメラ2基、ブルー
Vive Pro Eye2019年6月PC VRProと同じLighthouse 2.0$1599Tobiiのアイトラッキング、foveated rendering
Vive Focus2018年1月(中国)、2019年(世界)スタンドアロン2880×1600 AMOLED、75 Hzインサイドアウト 6DoF¥3999Snapdragon 835、3DoFコントローラー1基
Vive Focus Plus2019年4月スタンドアロンFocusと同じインサイドアウト 6DoF$7996DoFコントローラー2基、ビジネス向け
Vive Cosmos2019年10月PC VR2×1440×1700 LCD、90 Hzインサイドアウト カメラ6基$699跳ね上げ式ディスプレイ、交換可能なフロントパネル
Vive Cosmos Elite2020年3月PC VRCosmosと同じLighthouse 1.0(交換パネル)$899外部トラッキング、Half-Life: Alyx同梱
Vive Cosmos Play2020PC VRCosmosと同じカメラ4基—低価格版、ひっそりと販売終了
Vive Cosmos XR2020(発表)PC VR———開発者向けパススルーパネル
Vive Pro 22021年6月PC VR2×2448×2448 LCD、120 Hz、120°Lighthouse 1.0/2.0$799 / フルセット$13995K、DisplayPort 1.2、Display Stream Compression
Vive Focus 32021年6月スタンドアロン2×2448×2448 LCD、90 Hz、120°インサイドアウト カメラ4基$1300Snapdragon XR2、交換可能なバッテリー、ビジネス向け、Wi-Fi 6、PCストリーミング
Vive Flow2021年10月スタンドアロングラス2×1600×1600 LCD、75 Hzインサイドアウト 3DoF→6DoF(2022年のVive Flow Controller使用時)$499189 g、モバイルバッテリーで給電、スマートフォンで操作、視度調整
Vive XR Elite2023年1月スタンドアロン / PC VR2×1920×1920 LCD、90 Hz、110°インサイドアウト カメラ4基+深度$1099Snapdragon XR2、625 g、バッテリーを外して「グラス」モードに、カラーパススルー(MR)、視度調整;Full Face TrackerとDeluxe Pack(2023年)
Vive Focus Vision2024年9月スタンドアロン / PC VR2×2448×2448 LCD、90 Hz、120°インサイドアウト+アイトラッキング$999Snapdragon XR2、16 MPパススルー、$149のケーブル経由でDisplayPort、自動IPD、暗所でのハンドトラッキング用赤外線照明
Vive Mars CamTrack2022バーチャルプロダクション—Lighthouse$5000LEDボリューム撮影向けのカメラトラッキング

トラッカーとアクセサリー

  • Vive Tracker(1.0 — 2017年、2.0 — 2018年、3.0 — 2021年)— Lighthouseトラッキングを用いた「パック」型で、フルボディトラッキング(VRChat)、物体、カメラ用。3.0は33%小型化、75 g、7.5時間駆動。
  • Vive Ultimate Tracker(2023年)— カメラ2基を持つスタンドアロンのインサイドアウト式トラッカーで、ベースステーション不要、最大5個まで、$199。
  • Vive Wrist Tracker(2022年)— Focus 3用で、手が隠れた状態でのハンドトラッキング。
  • Vive Facial Tracker(2021年)— Pro/Pro 2用の顔下半分のトラッキング(VRChat)。
  • Vive Full Face Tracker(2023年)— XR Elite用。
  • Vive Wireless Adapter(2018年)— Intel WiGig 60 GHzによるワイヤレスPC VR、$299。
  • Vive Deluxe Audio Strap(2017年)— 初代Vive用のヘッドホン付きストラップ。
  • SteamVRベースステーション 1.0 / 2.0(Valve/HTC製)。
  • Viveコントローラー(2016年、「ワンド」)、Cosmosコントローラー、Focus 3コントローラー、XR Eliteコントローラー。

ソフトウェアプラットフォーム

  • VIVEPORT(2016年)— アプリストアとサブスクリプションViveport Infinity(2019年、1000本以上のゲームが遊び放題)。
  • Vive Business+ — 法人向けヘッドセットのMDM。
  • Vive Sync(2020年)— ビジネス向けVR会議。
  • VIVERSE(2022年)— メタバースプラットフォーム:VIVERSE for Business、Create(3Dエディタ)、Polygon Streaming(3Dストリーミング)。
  • Vive Console / Vive Hub / Vive Streaming — PC用ソフトウェア。

VR市場シェア

2016〜2017年、HTC ViveとOculus Riftはプレミアム PC VR市場をほぼ半々で分け合っていた(Viveは2016年に約42万台を販売)。Oculus Quest(2019年)とQuest 2(2020年、$299)の登場後は、Metaが市場の75〜90%を占めた。HTCは法人向け(Focus 3)とプレミアム(XR Elite、Focus Vision)に軸足を移し、コンシューマー市場でのシェアは数パーセントにとどまる。Vive Pro 2とFocus Visionは、Lighthouse互換性のおかげで、VRChatコミュニティやシムレーシングで今も人気がある。